新型コロナの行方、このウイルスはどうやって人間社会に溶け込むのか

新型コロナは世界ではピークを迎え減少傾向も見られる段階になって来ています。しかしこの状態は欧米が厳しいロックダウンを決行してようやく保っている状態だという事を忘れてはいけません。ロックダウンを解除したとたん、感染爆発を再び引き起こす恐れがあるからです。

新型コロナウイルス流行、あと2年続く可能性も 米専門家予想

この後、このコロナウイルスがどういう段階を経て我々人類社会の中で定着するのかが社会の関心事になっている。一つのシナリオとしては前回の新型インフルエンザの対応が参考になるでしょう。この時の事はもう誰も覚えていないかも知れませんがWikipediaなどを見るとよく状況が分かります。

2009年新型インフルエンザの世界的流行

日本における2009年新型インフルエンザ

こう見ると日本でも結構発生していた事に驚きますが、この時の事は翌年以降タミフルの処方で高校生の飛び降り事故が相次いだ事で印象に残っています。

この時は新型インフルエンザも季節性インフルエンザと余り症状が変わらないとして、途中から新型のカウントを止めてしまい、結局季節性インフルエンザの中に含まれて行くようになりました。何時からかワクチンにも含まれる様になり、完全に季節性インフルエンザの一つとして定着しています。

しかし今回はインフルエンザでは無くコロナウイルスという所が違います。コロナウイルスの新型ではこれまでSARS、MARSとありました。今回はSARS-2とも言われており、3度目の正直の世界的大流行となってしまいました。

SARSやMARSは一部地域で流行したものの毒性が強い為、捕捉が容易だったので封じ込めが成功しました。しかし人類はこの新型コロナウイルスを終わった事してしまい、その後起こるかも知れない新型への備えは殆ど出来ていなかった事が今回の感染拡大で明らかになった。

インフルエンザなら新型でも季節性インフルエンザの種類が増えたという扱いに出来るがコロナウイルスではそうはいかないようだ。

そもそもコロナウイルスは風邪の原因菌・ウイルスの一つで4種類位が確認されている。どちらかというと雑菌扱いの最弱ウイルスと見られていた。

SARSやMARSでは毒性が強い事が封じ込めに成功した一因でしたが今回の新型コロナはその雑菌と強毒性のハイブリッド型というか、中間位の存在で、軽症の方は普通の風邪の様に見えるが、重症化するとSARSやMARSの様に牙を向く。

そもそもがこれまでのコロナウイルスは雑菌扱いだったので誰も熱心に調べて来なかったし、お金を出す所も無かった。なので誰もコロナウイルスの事が分かっていないのだ。

インフルエンザの様に毎年流行を繰り返すのか。もちろん新型だからそれさえ分からないが、インフルエンザの場合は属性としての性格を利用出来た。それがコロナウイルスでは適用出来ない。風邪だったら年中発症の可能性はあるが、インフルエンザのように定期的に流行を繰り返す事はない。

それともインフルエンザ、コロナウイルスに拘わらず季節性インフルエンザの様な扱いに出来るのだろうか。季節性インフルエンザと一緒に複合ワクチンとして提供出来るのか。そもそもワクチンが可能なのかどうかも分からない。

異様に長い潜伏期間も扱いを面倒にしている。無症状の人は本当に感染を引き起こすのか。無症状の人はウイルスと戦っていないのだから抗体がそもそも出来ないのではないか?何もかも分からない事だらけである。

もし無症状の人が感染を起こさないのだとしたら、カウント自体無意味だから感染者から外してもいいだろう。その代わり致死率はかなり高くなってしまう。

こんな決して強毒性のワクチンでないから却って手こずる結果になっている。まるで戦争で使われる地雷の様に兵士を即死させないで負傷させる事で救助に人手が掛かるように、新型コロナでは医療関係の人手を割き、医療崩壊を齎している。

まだまだこのウイルスが人間社会の中でどんな形で収まって行くか全く分からない状態だ。